スティールパンについて

スティールパンとは?

楽器について

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スティールパンはカリブ海に浮かぶ島国トリニダード&トバゴで生まれたドラム缶で出来た音階打楽器で、20世紀最後にして最大のアコースティック楽器と言われています。スティールパンの生まれた国トリニダードは当時イギリスの支配下にあり、楽器の演奏を禁止されていました。そんな中、ウインストン・スプリー・サイモンと呼ばれる青年がドラム缶を直している最中に偶然生み出したと言われています。
ドラム缶から出来ているがゆえに当時は楽器として認めてもらえなかった楽器ですが、今日に至まで様々な改良が加えられ、現在では高音域を担当するスティールパンから低音域を担当する物まで実に様々な種類のスティールパンが存在します。PAN NOTE MAGICではその中から6つの種類のスティールパンを使用して演奏しています。

今では本場トリニダー&トバゴ共和国で開催されているカーニバルでは1バンド100人を超えるスティールパンのバンドのコンテストが開催され、世界中から沢山の人が集まります。このカーニバルはリオのカーニバルヴェネチアの仮面祭と並び世界三大カーニバルの一つに数えられています。

種類

High Tenor Pan(ハイテナーパン)

ハイテナー音域:D4〜F#6
主にメロディーを演奏するテナーパンの中でより高音域に特化した楽器がこのハイテナーです。
スティールパンの中でもっとも高い音域を持つパンで、オーケストラで言うと第一バイオリンに相当します。
同じくメロディーを演奏するローテナーパンと役割は一緒ですが、ハイテナーパンの方がよりキラキラとした音がします。
ローテナーパンよりも音が飛びやすく埋もれない特徴がある為、トリニダードでテナーパンというとこのハイテナーパンが主流です。
日本ではCから音がでるローテナーパンの方が若干人気があるようですが、関西(神戸)で行われているスティールパンカーニバルではローテナーの貸し出しはしておらず、ハイテナーのみの貸し出しの為、より本場トリニダード寄りです。

Low Tenor Pan(ローテナーパン)

ローテナー音域:C4〜E6
ハイテナーパンと同じくオーケストラで言うと第一バイオリンに相当。ハイテナーパンと比べると、ローテナーパンの方がより深みのある音がします。メロディーを演奏するパートで有り、他のスティールパンに比べ比較的持ち運びやすい事、そして低音がCから始まる為、日本では一番使用されているスティールパンです。
また、関東(横浜)で行われているYOKOHAMA STEELPAN FESTAでレンタル可能な楽器はローテナーが多いようです。

通常は単旋律で演奏しますが、PAN NOTE MAGICでは高度な演奏技術によりハモリを加え重音で演奏している事もあり、バンドのサウンドに厚みを加える事が出来ています。

Double Tenor Pan(ダブルテナーパン)

ダブルテナー音域:F3〜B5ドラム缶2個を1人で担当する楽器。
オーケストラいうと第2バイオリンに相当します。
一見ダブルセコンドパンと一緒に見えますが、スカートが浅めになっています。様々種類があるスティールパンの中でも比較的新しい楽器です。
メロディーのオクターブ下の音を弾き、メロディーに膨らみを持たせたり、ハモリを付けたり、3Celloがメロディーになる場合にメロディーを補強したりと様々な役割を果たします。
PAN NOTE MAGICでは殆どの場合はメロディーのオクターブ下を演奏しながら、同時に上ハモリを付ける高度な演奏を行います。また、3Celloがメロディーの時に、敢えてDouble Secondをメロディーの補強に回し、Double Tenorで伴奏を担当するのも、PAN NOTE MAGICの編成ならではのアレンジになります。

Double Second Pan(ダブルセコンドパン)

ダブルセコンド音域:F#3〜C#6 (PNMはE3〜)
オーケストラで言うと、ヴィオラに相当します。
ダブルテナーに比べると音の配列が分かりやすく、バンドの要になる楽器なのでテナーパンの次に人気のある楽器です。
近年この楽器を2つのパートに分ける事が多くなって来ています。
その際はDouble Second1がメロディーのオクターブ下を弾いたり、コードバッキングを担当します。
Double Second2は殆どの場合コードバッキングを担当します。
PAN NOTE MAGICではコードのバッキングを担当する事が殆どですが、中低音がメロディーになる場合はメロディーを担当することもPNMの編成ならではのアレンジです。

Guitar Pan(ギターパン)

その名前の通り、ギターのバッキングのようにコードをリズミックに弾きます。
この楽器は殆どの場合はコードに徹しますが、Cello Panと一緒に低温メロディーを演奏する事もあります。
小編成のバンドの譜面では、Guitar/Celloと記載されCelloと同じ事を演奏する事があります。
PAN NOTE MAGICではこのパンを使用していない為、写真はありません。

Cello Pan(チェロパン)

トリプルチェロ音域:C3〜B4(PNMはB2〜B♭4)
ドラム缶3つを1人で操る楽器。
オーケストラで言うとチェロに相当します。
PAN NOTE MAGICでは、Double Secondと共にコードバッキングに徹する事が多いのですが、メロディーの隙間を縫うオブリガードを担当することも有ります。
また、中低音がメロディーになる時の中心的役割も果たします。
BからGまでの1オクターブと短6度の音域を持っています。

Bass Pan(シックスベースパン)

シックスベース音域:B♭1〜E♭3
ドラム缶6個を1人で操る楽器。
オーケストラでいうとコントラバスに相当します。
ドラム缶1個には3音しかなく、B♭から12度上のFまでの音域を有し、低音がメロディーになる以外は基本的にベースパートを担当します。
エレキベースやウッドベースと違い音程がボヤける傾向に有るのでなるべくスペースを作リつつ、輪郭と深みを持たせる為にオクターブ奏法で演奏する事がPAN NOTE MAGICの特徴です。


重量

PAN NOTE MAGICが海外で演奏した時に持って行った各楽器の重さをリストにしました。楽器の種類やケースによって若干の誤差がありますが、飛行機に楽器を乗せる時等に役に立ちますので参考にして下さい。
※シックスベースのケースは毛布生地の手作りのケースです。

楽 器 名 型番 重量 合計重量 
Tenor
スタンド
TTIL T7503
ACAS12
10kg
3kg 
13kg

Double Tenor
スタンド 
Bartie Marshall製(オーダーメイド)
AB02CF
20kg
6kg 
26kg
Double Second
スタンド 
TTIL DS2133
SONOBE Double Secondpan STand 
22kg
6kg 
 28kg
 Triple Cello
スタンド 
SONOBE 580 Triple Cello
SONOBE Tripe Cello Stand 
 60kg
6kg 
 66kg
6Bass 
スタンド 
CAT#PLSB02
自作 
132kg
5kg 
 137kg
Conga LP GIOVANNI PALLADIUM CONGA 36kg  36kg
Timbaless
スタンド 
TOCA T216
 TOCA T216のセット
10kg
4kg 
14kg
 総合計 320kg